ラグタイム
ラグタイム
ラグタイム (ragtime) は、19世紀末から20世紀初頭(記載ある楽譜の出版年とされる1897年ごろから第一次大戦ごろまで)
にかけて、アメリカを中心として流行した、黒人音楽に強い影響を受けた音楽ジャンルである。
リズムのシンコペーション(強調)が大きな特徴である。有名なラグタイムの演奏家には、
スコット・ジョプリンがいた。スコット・ジョプリンはアフロアメリカンである。
19世紀後半頃から、アフロ・アメリカン(おもに黒人)のミュージシャンが、主にピアノ演奏を中心に
自らのルーツ音楽を基本とするシンコペーション(リズムの強調)を多用した(右手の)メロディーと、
マーチに起因する(左手の)伴奏を融合させた独特の演奏スタイルを編み出した。
これが従来のクラシック音楽のリズムとは違う「遅い・ずれた」リズムと見られた。ラグの語源には諸説あり、
決定的な結論はないが、ずれた時間「ragged-time」略して「ragtime」としたという説と、アメリカの方言で
ragがダンス・ボールを意味したという説は有力な説と見られている。
Wikipedia より